絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

一万年で0.5mm

犬歯が長いのだと思う。口の中をよく噛む。99パーセント下の犬歯の仕業である。
長いし尖っている。現代人の生活にこんな犬歯が必要だとは絶対思えない。それは遠い先祖にはこんな犬歯も有用だったのだろう。たとえばマンモスの生肉を噛み裂いたりするのに。でも、いい加減に退化してくれよ!
先端を0.5mmほど削ってやりたい。人類が適切に退化してくれなかった分、自分で決着をつけるのだ。