絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

りゅーとぴあ能楽堂

「あうるすぽっと」で、りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ「冬物語」を観る。能仕立てのシェイクスピアかと思ったら、案外ふつうの演劇だった。微妙に能テイストくらい。面白かったからいいけど。

おばけのもちつき

竹内通雅さんの原画コピーが届く。なんと! おばけがお餅をついているのであります!ぺったん ぺったん かえして ぺったんぺったん ぺったん かえして ぺったん

カメムシのうちじゃない。

今うちにはカメムシがいる。昨日、カナブンのような大きな羽音とともに窓から入ってきたのだ。出ていってもらおうと窓を開け放しているのに、彼には気持ちが通じないようだ。天井に止まったままろくに動きもしない。もう一日半いるのだからそろそろ雑司が谷…

雨、ことり文庫、本多劇場

雨が降らなきゃいいがなあと思いながら出かける。梅が丘の絵本屋さん「ことり文庫」。店主とはよそで何度もお会いしているのだがお店訪問は初めて。やはりお店は店主に似るものですな、おほほほほ。かわいいけれど甘くない。http://kotori-bunko.net/top.htm…

小さな動物は強い

今ごろ読んでるのかよっと言われそうだが、『ゾウの時間 ネズミの時間』(本川達雄 中公新書)を読む。16年前のベストセラー。古本屋でふと目に入った。いろいろ面白いことが書いてあったが一番驚いたのは体重100グラムまでの動物はどんな高いところから飛…

児童書版ホームレス中学生

昨日は打合せで逗子の山本祐司さんのお宅へうかがった。秋発売の雑誌のお仕事。いい絵が仕上がっていて安心する。お昼をご馳走になったあと自然豊かなお宅の周りをぐるりと案内していただく。トンボ、カエル、ザリガニ、チョウ、ゴミムシなど見つけて楽しむ…

小説はなぜ小説なのか

手当たりしだい読んでいたのは十代までで、二十代以降はほとんど少数の気に入った作家だけを読んできた。少しは幅を広げようかと知らない作家に当たり始めたがどうも手応えに乏しい。やはり優れた作家はそんなにごろごろ転がっているものではないらしい。と…