絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

2016-01-01から1年間の記事一覧

『ニワトリぐんだん』サイン本プレゼントクイズ!

ホテル暴風雨のBFUギャラリー、12月の企画は田川秀樹さん個展「3分間の大冒険」です。 個展開催を記念して田川さんの新作絵本プレゼントクイズを実施します。 簡単なクイズに答えて、 『ニワトリぐんだん』(絵・田川秀樹 作・風木一人 絵本塾出版) をサ…

トライトーン 成冨ミヲリ社長インタビュー

ホテル暴風雨、10月の社長インタビューはトライトーンの成冨ミヲリ社長です。 デザイン、コンテンツ制作、アート教室運営とマルチに展開するトライトーンの企業理念は『あらゆるものの垣根を下げる』です。 たとえばクリエイター同士でも音楽を作っている人…

MOE絵本屋さん大賞の「パパママ賞」部門にノミネート

『とりがいるよ』、またまた重版決まりました! これで4刷です。 さらに MOE絵本屋さん大賞の「パパママ賞」部門にノミネートされました。 http://www.kodomoe.net/papamama/ ... 仲のいい友人や尊敬する先輩の絵本と一緒に並んでおります♪ 鳥たちも嬉しそ…

エメラルド色の陽気な午後に赤い帽子の貴婦人と。

旅に出られていたシャルル大熊さんがホテル暴風雨に帰ってきました。 よい旅だったようです。 久しぶりの更新は旅の思い出(その1)です。 はるばる訪ねられたトーキョーはメジロの「貝の小鳥」。 伊藤夏紀さんの個展「赤い帽子の貴婦人」を観にいかれたの…

『とりがいるよ』 羽ばたいています♪

新刊絵本『とりがいるよ』(絵・たかしまてつを 角川書店)、おかげさまで大変好評です。 先月出版されたばかりなのに、もう3刷となりました。ぼくの本としては過去最高のペースです。 よく行く書店の絵本コーナーにも20冊くらい積んであってドキドキしま…

三十二相八十種好

ぶんのすけさんの「超訳文庫」はホテル暴風雨3280号室です。 ぶんのすけさんが3280号室を選ぶには理由があります。 おわかりでしょうか? 仏教に詳しい方ならピンと来るかも。 ... これはお釈迦様の特徴をあらわす三十二相八十種好という言葉からきています…

「原爆の子」と「いしぶみ」

2005号室、新村豊三さんの「好きな映画をもう1本!」は毎月10日、20日、30日の更新です。 今日取り上げるのは「原爆の子」(監督:新藤兼人 主演:音羽信子)と、 「いしぶみ」(監督:是枝裕和 出演:綾瀬はるか 取材:池上彰)の2本。 今夏公開の「いしぶ…

講談社サイエンティフィクの矢吹俊吉社長インタビュー

ホテル暴風雨、9月の社長インタビューは講談社サイエンティフィクの矢吹俊吉社長です。 11月に松山ケンイチ主演で公開される映画「聖の青春」の原作本を担当されたときの話をうかがいました。 ノンフィクションのベストセラー、「聖の青春」(大崎善生著)…

『とりがいるよ』、アマゾン・楽天で絵本ランキング1位です!

『とりがいるよ』、おかげさまで大好評です。 amazonの絵本ランキングでなんと1位になりました。 https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/492378/ref=pd_zg_hrsr_b_1_3_last すべての本の中でも69位。 楽天ブックスでも絵本ランキング1位です。 …

新刊絵本「とりがいるよ」発売です!

新刊絵本ができました! 『とりがいるよ』風木一人・作 たかしまてつを・絵 角川書店 とてもシンプルな1~3歳向けの絵本です。でも大人が読んでも楽しい絵本だと思います。 たかしまてつをさんとは十年以上前から友達でいつか一緒に仕事したいなあと思って…

岩崎書店 岩崎弘明社長インタビュー

ホテル暴風雨、7月の社長インタビューは岩崎書店の岩崎弘明社長です。ご両親は児童書の老舗として知られる岩崎書店の創業者。しかし岩崎社長自身は出版とは全く別の道を歩まれました。まだ外国が遠かった時代にカナダ・アメリカに雄飛された若き日々のこと…

現地で見たイギリスのEU離脱問題

「病院の予約が人気コンサートチケット並みに取りにくい?」 ホテル暴風雨0703号室、柳野嘉秀さんの「人を知る、世界を知る」はイギリス留学中の柳野さんがそこで出会った多国籍の友人たちをお国柄と合わせ紹介してくれる連載ですが、イギリスがEUから離脱…

フリードリヒ・リュッケルト

「酒と美しい娘は二本の魔の糸」(リュッケルト) こんな言葉は知りませんでした。リュッケルトという人物も。 19世紀ドイツの詩人・東洋学者、稀に見る語学の天才で70種類の言語を習得したそうです。 シューベルト、シューマン、マーラー等、多くの音楽家が…

アルファ碁は一日ごとに強くなる?

グーグル傘下の企業「ディープマインド」が開発した囲碁AI「アルファ碁」が、世界トップクラスの棋士、イ・セドル九段を4勝1敗で破ったのは今年3月のことでした。 コンピュータが囲碁で人類トップクラスに追い付くにはまだ10年はかかると思われていただけ…

アングリマーラ完結。

4月のサイト開始から連載が続いてまいりました「アングリマーラ」、ついに第11話で完結いたしました。 仏教やお釈迦さまを知らない日本人はいないでしょうけれど、ではその思想、その教えを知っているかと問われれば、むしろ「はい」と答えられる方のほうが…

悪魔談

「ルシファンは早熟な娘だった。彼女は14歳にして小説を書き、小説家を目指していた。」 少女というのはしばしば早熟なものです。何と比べてって、それは少年と比べて。 生物学的な違いと言ってしまえばそれまでですが、14歳の人たちにとってそんな理屈など…

超訳文庫「アングリマーラの物語」完結迫る。

ホテル暴風雨の3280号室では、ぶんのすけさんが古典の超わかりやすい現代語訳「超訳文庫」をご執筆中です。 4月に始まった仏弟子アングリマーラの物語が第10回となりました。 ブッダはパセーナディ王に語ります。 気が遠くなるような、大昔から繰り返…

長友啓典社長インタビュー第3回

ホテル暴風雨の社長インタビュー、今月はアートディレクター長友啓典さんをお迎えしています。 第3回はデザイン会社K2の社長である長友さんに、「社長」というお仕事についてうかがいました。 エピソードとともにぜひご注目いただきたいのが、今回特別お借…

世界はコールとレスポンスで出来ている。

ホテル暴風雨、おかげさまでオープンから一カ月を迎えました。 成長していくホテル、ホテル暴風雨では、毎月新しいコーナーが加わります。 5月の新連載は、 102号室ご宿泊のコールさとうさん、「世界はコールとレスポンスで出来ている」です! コールさとう…

文京区立小石川図書館で講演会があります。

今週末、5月7日(土)に文京区立小石川図書館で講演会があります。 1冊の絵本ができるまで、作家、画家、編集者がどんなことを考え、話し合っているか、ぼくの絵本を題材にお話しします。 絵本を読むのが好きな方にはもちろん、作ってみたい方にもお勧めの内…

『とても温かでとてもせつないきみの絵本』

シャルル大熊さんブログ「雨音の図書室」更新です。 http://hotel-bfu.com/charles/2016/04/24/post-154/ 『とても温かでとてもせつないきみの絵本』という新刊絵本の感想です。 これまでにも大人向けのすぐれた絵本を数多く出版してきた千倉書房の本で、歌…

「図書館通信」最終回

豊島区立中央図書館の「図書館通信」で連載してきた「絵本で会いましょう」、 4月刊行号で最終回となりました。 季刊とはいえ一年やると、ひとつお仕事終えたなあという感じがあります。ほっとしました。 毎回違うテーマを取り上げた連載、最終回は「大人向…

ホテル暴風雨オープン!

2016年4月1日、新サイト「ホテル暴風雨」をオープンしました。 http://hotel-bfu.com/ ホテル暴風雨は「想いを伝える」のためのサイトです。ジャンルを問わず、絵でも小説でもエッセイでもマンガでも音楽でも評論でも詩でも映像でも写真でも、読むに値するも…

『ぬいぐるみおとまりかい』フランス版

『ぬいぐるみおとまりかい』(作・風木一人 絵・岡田千晶 岩崎書店)のフランス版が発売されました。 フランスのアマゾンにも出ています。 http://www.amazon.fr/dp/B015QT5D1U/ Une nuit à la bibliothèqueというタイトルは訳せば「図書館の夜」、 実は日本…

図書館通信「絵本で会いましょう」第3回

豊島区立図書館の広報紙「図書館通信」での連載、全4回のうち3回目となりました。 今回はいま静かなブームの「ぬいぐるみお泊まり会」について書いています。 どんなイベントで、その楽しさの秘密は何か。 どこで始まり、どう広まってきたのか。... なぜこの…