絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

ホテル暴風雨オープン!

201641日、新サイト「ホテル暴風雨」をオープンしました。

ホテル暴風雨は「想いを伝える」のためのサイトです。ジャンルを問わず、絵でも小説でもエッセイでもマンガでも音楽でも評論でも詩でも映像でも写真でも、読むに値するもの、見るに値するもの、聴くに値するものをお届けしていきます。


人はなぜ作品を作るのか?
何かに感動したとき、それを誰かに伝えたい、誰かと共有したいと願うからでしょう。
ホテル暴風雨はそのための「場」となります。


「なぜホテルなのか?」
ホテルは世界中からいろんな人が集まる場所です。年齢・性別・国籍・人種、さまざまな背景を持ったたくさんの人々がなぜか一晩同じ屋根の下に泊まる。それまで無関係だった人たちが一晩だけ集合し、翌朝はまた別れていく。そこに得も言われぬ魅力を感じます。


人生航路が一瞬交わりまた別れていく。人生とはまさにこういうものではないかという気がします。日本には「袖すりあうも多生の縁」という言葉がありますね。一瞬の交錯も、きっとかりそめのものではないのです。
 
このサイトにも、いろんな方が訪れては去っていくことでしょう。伝える人と受け取る人がここにはいます。その関係は一度きりかもしれないし、度重なりつながっていくかもしれない。いずれにしても、それはかりそめではなく、「何か」であると思うのです。


一生に影響を残す一瞬もあるものだと、ぼくは信じています。


「なぜ暴風雨か」
どんな暴風雨の日も、ここでは快適にお過ごしいただけるとの意味を込めています。
大切なことは大きな声で叫ばれるばかりではありません。小さなか細い声にも、真実があり、正義があり、誠実がある。それが守られるような、ネットの海に浮かぶ小さな砦でありたいとも願っています。

毎日更新します。
どうぞふらっとお立ち寄りください。