絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

九年で打ち止め

なんだかバタバタしていて、そのバタバタは日記に書くようなバタバタではなくて、したがってここも滞りがち。

去年まで三年連用日誌をつけていた。三冊使い切ったから九年続けたということだ。たいしたことのようだが、気が向いたときにしか書かなかったし、内容もどうでもいいことが大半だったから、さして自慢にはならない。

三年でも五年でも十年でも、連用日誌には一度つけてみる価値があると思う。去年や一昨年の今ごろ何をしていたか振り返る機会になる。
例えば去年の2月8日、

『○○○○』少しずつだが進んでいる。今週中にAさんにTEL、来週見てもらうつもり。

などと書いてある。
へえそうだったっけ。
書いてなければ覚えちゃいない。
覚えてないことは消えてしまう。
確かにあったことでもなかったことと同じになる。
もったいない話だ。

今年は新しい日誌を買わなかった。
なんとなくもういいやという気がしたのだ。