絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

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池袋西武で「ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展」を観る。いわゆる飛び出す絵本なのだが、その精巧さは驚異的。一品ものならともかく大量生産でこれだけのものが作れるとは。
完全にしかけを楽しむものだから、普通の絵本とはまったく別種の作品と考えた方がいいだろう。「不思議の国のアリス」とか「オズの魔法使い」をしかけ絵本化したものもあるが、落ち着いておはなしを読む気になどなりそうもない。開いたり閉じたりして「うわ、スッゲー」と楽しむ、そういうもの。見本を触っていると壊れないかハラハラしちゃうよ。