絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

発つ鳥跡を濁す

引越してから初めての間違い電話がかかってきた。番号を聞いてみると番号は合っている。ということは押し間違えではない。
切ったあと「○○ではありませんか?」と言われた会社名をネット検索してみるとホームページがあっさりヒット。やれやれ、トップにぼくの電話番号(だよな?)がばっちり書いてある。一昨年の秋まで活動していた形跡があるが、その後は不明。お願いだから会社たたんだらホームページも削除してください、迷惑です。発つ鳥跡を濁さずって言うでしょ?
何人の社員がいて何枚の名刺を配ったかわかりゃしない。ごく小さな会社だったことを祈るしかない。

NTTは使用されなくなった電話番号をどのくらいの期間を経て再利用しているのだろう?

昔のことだが古い家電製品の取扱説明書を見てお客様センターに電話したら「違います」と言われたことがあった。もう一度番号を良くみてかけたらまた同じ人が出た。あの人はいったい何百回の間違い電話を受けただろうと想像すると、少々の間違い電話でいらいらしてはいけないと思うと同時に、企業には問合せ窓口に使っていた番号を安易に放出してもらいたくないとも思う。
発つ鳥跡を濁さず、だからね。