絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

名人戦

将棋の第65期名人戦が始まった。七番勝負の第一局が昨日今日と行われ、挑戦者郷田真隆九段が森内俊之名人を下し、まず一勝。
一日目にはとんだアクシデントがあったらしい。森内名人が郷田九段の扇子の音がうるさいとクレームをつけ、郷田九段は常識の範囲内と反論し、なんと一時対局を中断し立会人を交え別室で協議。ここまででも前代未聞だが、協議を終え対局室に戻ってきた森内名人が鼻血を出していたというから驚いた。郷田九段、パンチを見舞ったのか(笑)。
扇子の音が気に障ったのも、興奮して鼻血を出したのも、森内名人がナーバスになり過ぎているからのような気がする。今季防衛すれば永世名人の資格を得るとあっては無理もない。それは正に将棋の歴史に名を刻むことだから。
ともかく郷田ファンとしては幸先のよいスタートを喜びたい。悲願の名人位まであと3勝。