絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

英語の本読んでます

「The Tombs of Atuan ゲド戦記第2巻」のあと、「To Dance with the White Dog」(途中であまりいい本でないような気がしてきて3分の2で止めた)、「Charlie and the Chocolates Factory」「James and the Giant Peach
ロアルド・ダールの2冊は児童向けだし大変読みやすい。それでも知らない単語や言い回しがぽつぽつ出てくるがいちいち辞書を引いたりはしない。前後の脈絡から推測する。そしてそれがかえって面白かったりする。
子どものころの読書って正にそういうものだった。知らない言葉と出会い、乏しい知識と経験から想像を広げながら、彼らとのつきあい方を覚えていく喜び。
子どもの本には子どもが知っている言葉しか使ってはいけないと思っている人がいるが、それは大きな間違いだ。知らない言葉との出会いが窮屈な教室の中にしかなかったら、言葉が嫌いな人間になっちゃうよ。