銀座のギャラリー福山に「田中清代銅版画展 おはなしのイメージ vol.3」を見にいった。今回は
アンデルセンの「
雪の女王」がメインテーマだったのだが、絵に着いた説明文を読んだり田中さんと話したりしていると、ぼくの記憶にある「
雪の女王」とは細かいところでずいぶん違うことがわかった。ぼくが読んだ絵本は抄訳だったらしい。
絵本にはあまり長いテキストは詰め込めないし、絵が語ってくれるということもあるから、抄訳が必ずしも悪いとは言い切れないが、作家の立場からすると複雑なものがある。
田中さんによると「人魚姫」や「親指姫」などは完訳とダイジェストで随分印象が変わるだろうとのこと。一度完訳で読んでみるか。