絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

「1974年という名のバー」

今日発売の雑誌『詩とファンタジー』に短編「1974年という名のバー」が掲載されています。

去年『青のない国』を書いてから、「大人向けにも伝えたいことがあるなあ」と感じるようになりました。
だから編集の平岡淳子さんから依頼を受けたときはとても嬉しかったです。
...
『青のない国』は、大人向け、ただし背伸びすれば小学生でも読めるように、との依頼だったので、完全に大人を対象とする創作は今度が初めてです。

これまで発表してきた絵本とはまるでテイストが違う、同じ作者とわからないくらいだと思いますが、案外、ぼくを昔から知っている人は「こっちの方がイメージに合う」と感じるかも。

絵を描いてくださった高橋祐次さんは、今年の東京装画賞「学生部門銀賞」の新鋭。まだ学生と聞いたときはびっくりしました。すばらしい力量です。

ぜひぜひご一読くださいませ。