絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

ヴァーナル滝とネヴァダ滝4

ネヴァダ滝。滝つぼの虹が見えるだろうか。ヨセミテの滝の見ごろは春から初夏。9月とあって水量は少なかったが、森を歩いていて不意に視界が開け滝が見えるとき、その印象は実に涼しく鮮やかだった。

ヴァーナル滝とネヴァダ滝3

ヴァーナル滝、滝上から。

ヴァーナル滝とネヴァダ滝2

大きなマツボックリと出会ったりする。これはジャイアントセコイアではなく、シュガーパインのマツボックリ。

ヴァーナル滝とネヴァダ滝1

ヨセミテバレーから周囲の山へトレッキングに行く。神々しい光の中を抜けていくと、

マリポサグローブ3

人間と比べるとこれくらい。樹齢1000歳を超えるものはざらで、グリズリー・ジャイアントと名付けられたジャイアントセコイア(写真とは別の樹)は推定2700歳だとか。まだシッダルタもイエスも生まれていない。ちなみにアメリカ合衆国はたかだか230歳である。

マリポサグローブ2

空を覆うような雄大さ。

マリポサグローブ

世界最大の木ジャイアントセコイアが生えているマリポサグローブにも行った。赤茶色の木肌がジャイアントセコイアの特徴。

ヨセミテ国立公園3

トンネルビュー。長いトンネルを抜けたらがつんと見えてくる絶景。正面のカッコイイ岩は世界最大級の一枚岩エルキャピタン。ロッククライマーに大人気だが、ここも落ちたら一巻の終り。

ヨセミテ国立公園2

グレイシャーポイントという絶壁の上から見下ろしたヨセミテバレー。バレー内カリービレッジのキャビンに宿泊した。

ヨセミテ国立公園1

遅ればせながら写真をアップ。ヨセミテのシンボル「ハーフドーム」。巨人が真っ二つに割ったような巨大な岩塊。標高2695メートルのこの上に登る人もいる。落ちたら一巻の終り。

こういうこともある。

神宮球場に行く前たまたま寄った「鈴木美貴子展」(ギャラリーハウス・マヤ)がびっくりするほどよかった。嬉しかった。神宮球場に行くと今日のタイガースはびっくりするほど弱かった。悲しかった。

最終コーナーを回って

ひとくちにラフといっても絵描きさんによってずいぶん違う。高畠純さんのラフは細部まできちっと描きこまれた「あとは色を塗るだけ」の完成度だった。あべ弘士さんは束見本にさらっと描かれた「想像力を働かせないと何が描いてあるかわからない」ラフだった…

君、

玉座にあっても牢獄にあっても同じように振舞いたまえ。

岩國宏志 木炭画展

クマに喰われず帰ってきました。15日から岩國宏志さんの個展が開催されます。会場は清澄白河のギャラリーコピス。詳細は 「岩國宏志 木炭画の世界」で。

ヨセミテではクマがのし歩いているらしい。

Y.Mさんのラフを検討中。どうやら旅行に持っていくことになりそうだ。アメリカクロクマに読み聞かせて反応を見るか?

見せ方

元行きつけの店のマスター藤村忠生さんが出ている芝居を観に下北沢本多劇場へ。JOE Company公演『POLKA-ポルカー』披露宴を舞台にした犯罪劇なのだが、構成が凝っていてうならされた。同じ1時間に起こったことを、控え室に詰めた刑事たちの視点で見せ…

英語の本読んでます

「The Tombs of Atuan ゲド戦記第2巻」のあと、「To Dance with the White Dog」(途中であまりいい本でないような気がしてきて3分の2で止めた)、「Charlie and the Chocolates Factory」「James and the Giant Peach」ロアルド・ダールの2冊は児童向け…

獣王の意気高らかに

1時過ぎたら出ようかと思っていたのに、いかなる超常現象か、時計を見たらもう3時前だった。ありえない。(いや、よくある)銀座へ急ぎTISの展覧会はあきらめてスパンアートギャラリーのカブレーベル原画展に。新しい作家を使って新しい絵本を作ろうと…

夏休みの自由研究は「イビキの秘密に迫る」

昨日は新大久保の韓国料理店で焼肉とチゲとマッコリで暑気払い。中学高校時代の恩師T先生と、韓国人の友人S君と、入籍三日目の新妻絵本作家Sさん(夫君は残業中…)、不思議な顔ぶれで韓国・映画・絵本・美味いものについて語るうち、あっという間に5時間…

自分のイビキを聞きながら

昔からたまに「イビキがうるさい!」と言われることがあって、しかしぼくとしては死人のごとく静かに眠っているつもりなので、「そんなこと言われてもなあ」と困惑していた。恒常的同居人がいない生活では真相解明は難しいと長く思い込んでいたのだが、ふと…

流れ星とるすばんばん

流れ星は13日未明に3つ、夜更けに2つ見られた。雑司が谷霊園でお墓に囲まれ蚊に襲撃されながらだったが、夜更けの方はかなりの大きさと明るさで嬉しかった。昨日は再開した「えほんやるすばんばんするかいしゃ」へ。以前より小さくなった分、濃い品揃え…

星に願いを

ペルセウス座流星群が13日に極大を迎える。http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/流星群は毎年やってくるが、今年は新月と重なり、天気予報も快晴と条件がそろっている。流れ星が見たい人は13日明け方前か、13日真夜中過ぎ(14日0時過ぎ)、空…

行く店来る店

高円寺の古絵本屋「るすばんばんするかいしゃ」が以前とは少しだけ移動した場所で再開したそうで、早く行かなければと思いながらあれやこれやで行けずにいる。ぐずぐずしていると良いものを誰かにさらわれるのが古本界の常識だが、ぼくは探しているものが他…

手作り絵本展

我が生涯で初めて炊飯器を空焚きする。ごはん食べよ♪と思って開けたら空っぽの釜だけが熱々になっていた。壊れていなきゃいいけれど。池袋の東京芸術劇場、ナイーブシンクタンク創作絵本展へ。なんと第16回。ぼくはこの5年ほどは欠かさず観ている。きくち…

5号はウサギ?

AFNの天気予報で盛んに「タイフーン・ウサギ」を連呼するから「?」と思っていたら、本当に日本語のウサギらしい。アメリカではハリケーンを発生順に女性の名前で呼ぶ(3号なら頭文字Cでハリケーン・カトリーナ等)と聞いたことがあるが、台風は動物の…

二本立てをふた回し

リスニング練習のために洋画を見る人もいると聞き、ものは試しと朝から文芸坐へ「ブラッド・ダイアモンド」と「バベル」を見にいく。なぜかまだ開館していない。3秒後電光のように理解した。オレが確認したの8月の上映予定だよ。。。かまうものか「ホリデ…

明日があるさ、たぶんおそらくきっとひょっとしたら。

趣味の将棋の大会に出る。が、不本意な成績でがっくり。引退の潮時か。。。

笑いとは高度なものなのだ。

AFNにお笑い番組がある。といっても観客の笑い声が入るからそれとわかるだけで、どこが笑いどころかさっぱりわからない。ニュースなどは断片的な聞き取りでも大意くらいつかめるのだが、お笑いはもうどうしようもない。きっとギャグやジョークに間髪入れず反…

図書館生活者

新図書館、なかなかに素晴らしい。夜十時までやっているのだ。しかも休館日は月に二日だけ。まさに住民への奉仕者たる公立図書館の鑑といえよう。もう図書館で暮らすことにしようか。うちには寝に帰るだけで充分だ。

いつわりの世にわかれを告げ

池袋の東京芸術劇場で「ランチタイムオルガンコンサート」というのをやっている。月に一度、世界最大級のパイプオルガンを無料で聴けるのだ。今日が第59回目。 懸川みどり演奏 G.ベーム 前奏曲ニ短調「ああ、いかにはかなく、いかにむなしいことか」J.S…