絵本作家風木一人の日記

絵本作家風木一人の日記です。

2008-01-01から1年間の記事一覧

おひさま~

小学館の読み聞かせ月刊誌「おひさま」の校正刷りが届き、テキストとレイアウトをチェックして戻す。色は山本祐司さんと相談してもらうとしてぼくの仕事は完了。新しいパターンの作品ができたと思う。11月号だから10月初めに書店に並びます。

BRAIN DAMAGE(頭やられてるよキミ)

原宿のライブハウス「クロコダイル」でピンクフロイドのコピーバンド、ブレインダメージを観る。昨日情報を得て実はだいぶ迷った。思い入れのあるバンドだけにしょぼい音で聴かされた日には相当落ち込む。でも結果は大満足。本体はもちろん、ゲスト的扱いの…

久々に晴れて洗濯と布団干し。もう空は夏の色じゃない。これからだんだん涼しくなると思うと本当に心の底から嬉しい。

りゅーとぴあ能楽堂

「あうるすぽっと」で、りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ「冬物語」を観る。能仕立てのシェイクスピアかと思ったら、案外ふつうの演劇だった。微妙に能テイストくらい。面白かったからいいけど。

おばけのもちつき

竹内通雅さんの原画コピーが届く。なんと! おばけがお餅をついているのであります!ぺったん ぺったん かえして ぺったんぺったん ぺったん かえして ぺったん

カメムシのうちじゃない。

今うちにはカメムシがいる。昨日、カナブンのような大きな羽音とともに窓から入ってきたのだ。出ていってもらおうと窓を開け放しているのに、彼には気持ちが通じないようだ。天井に止まったままろくに動きもしない。もう一日半いるのだからそろそろ雑司が谷…

雨、ことり文庫、本多劇場

雨が降らなきゃいいがなあと思いながら出かける。梅が丘の絵本屋さん「ことり文庫」。店主とはよそで何度もお会いしているのだがお店訪問は初めて。やはりお店は店主に似るものですな、おほほほほ。かわいいけれど甘くない。http://kotori-bunko.net/top.htm…

小さな動物は強い

今ごろ読んでるのかよっと言われそうだが、『ゾウの時間 ネズミの時間』(本川達雄 中公新書)を読む。16年前のベストセラー。古本屋でふと目に入った。いろいろ面白いことが書いてあったが一番驚いたのは体重100グラムまでの動物はどんな高いところから飛…

児童書版ホームレス中学生

昨日は打合せで逗子の山本祐司さんのお宅へうかがった。秋発売の雑誌のお仕事。いい絵が仕上がっていて安心する。お昼をご馳走になったあと自然豊かなお宅の周りをぐるりと案内していただく。トンボ、カエル、ザリガニ、チョウ、ゴミムシなど見つけて楽しむ…

小説はなぜ小説なのか

手当たりしだい読んでいたのは十代までで、二十代以降はほとんど少数の気に入った作家だけを読んできた。少しは幅を広げようかと知らない作家に当たり始めたがどうも手応えに乏しい。やはり優れた作家はそんなにごろごろ転がっているものではないらしい。と…

真夏のエイプリルフールですか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000003-vari-ent『ノルウェイの森』映画化すごく驚いたよ。ひかえめに言って。ずっと断り続けていたのにどういう心境の変化だろう?

つかのま息を吹き返す

東京の夏はヒートアイランド現象とやらで夜になっても蒸し暑いのが最低なのだが、昨夜の世界の終りみたいな大雷雨のおかげで今日の空気はべたつかない。夜気はひんやり心地よく、ほっとひといき。『東京奇譚集』(村上春樹 新潮社)を読む。品川猿。

まあいいや

若い友人複数に薦められ『重力ピエロ』(伊坂幸太郎 新潮社)を読む。今ひとつピンとこない。年取ったせいではないと思うけど?

元気です。

昨日は暑さに負けずギャラリー巡り。銀座一丁目ギャラリーで、たけだまさひでさんやまつくらくみこさん参加の「LOVE prologue」バートックギャラリーで斎藤茂代さん参加の「花ことば展」教文館6Fナルニア国のギャラリーで「タダサトシ絵本原画展(カブトく…

よつばのクローバー

昨日はジュンク堂おはなし会のとき手伝ってくださった高士麻奈美さんが園長を務める保育園「よつばのクローバー」に遊びにいきました。板橋区志村の、いい感じにのんびりした住宅街にある、かわいい保育園でした。園児とそのお兄さんお姉さん、お母様方を前…

新訳で再読しましょうシリーズ

「グレート・ギャツビー」(スコット・フィッツジェラルド 村上春樹訳)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(J.D.サリンジャー 村上春樹訳)「星の王子さま」(サンテグジュペリ 池澤夏樹訳)やれやれ。恥ずかしいような「名作」揃い。いずれも十代か二十歳そ…

とんとんさん

『おしゃれなのんのんさん』にサインするときぼくが描く猪について、のんのんさんに似ていないという声が複数方面から寄せられておりますが、これは大いなる誤解に基づくものであります。彼(添付画像)は、のんのんさんではありません。のんのんさんの友達…

瞬き一つ。ワンダーランドはあなたの目の前に。

わがサイトのメインコンテンツは「お薦め絵本」である。知らない方も多いであろうが。そのメインコンテンツが2年半以上更新されていないのは由々しきこと。まったく何を考えているのだ!はい、更新しました。『もぐてんさん』やぎたみこ・作 岩崎書店トップ…

のんのんさん、西へ

トップでも告知していますが、明日から神戸で「おしゃれなのんのんさん」の原画展が開催されます。7月5日(土)~8月17日(日)ジュンク堂書店三宮店 4階ミニギャラリーにて池袋同様12枚展示の予定です。関西の皆様よろしくお願いいたします。

何かが何処かに行ってしまった

『スプートニクの恋人』を読む。『ねじまき鳥クロニクル』を最後に村上春樹の新作をぱったり読まなくなっていたからこれが初読。やはり『世界の終り』や『羊』より良いとはとてもとても思えない。なぜかはいつか考えてみよう。無人島でひまをもてあました時…

ときどき水掻きのない蛙になったような気がするんだ

村上春樹の『国境の南、太陽の西』を再読。初めて読んだのは15年ほど前、断片的にしか覚えていない。そして、ずっと年上だった主人公がいまや年下に。気に入った本は何度も読み返す性質だから、15年ぶりというのはさして気に入らなかったということであ…

ギャロップ!!

絵本ナビのサイトで見つけた本。『ギャロップ!!』 ルーファス・バトラー・セダー作 大日本絵画刊http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=20417ページをめくると馬や犬が走り出す!全く新しい、見たこともない仕掛け絵本。これは絶対ヒットするな。

悩ましいよ、コーネリアス

新しい企画の絵描きさんを考えるためにジュンク堂へ。難しい。二時間以上いろんな絵本をあさったがイメージが固まらない。無難に逃げるのは嫌いだし、といって当てのない博打を打つわけにもいかないし、やれやれ悩ましいよコーネリアス。というわけで『コー…

本が読みたい。

忙しいと本も読めないし映画も観られない。欲求不満が溜まる。夏休みには爆読しよう。絵本を作るようになってから読書傾向が絵本に偏っていたが、そろそろ改めて他ジャンルを増やそう。絵本はもう充分読んだから。

(I wanna walk) before they make me run

いろいろなことが少しずつ遅れているような気がするが、焦らずかまわず淡々と生きる。ちょうど丸一週遅れたころ素知らぬ顔でコースに戻ろう。

リンク3件追加

リンクページに「イラストハウスFAI」「絵本ナビ」「岩崎書店」を追加しました。一度ご訪問ください。

絵本ナビ

「絵本ナビ」のブログにインタビューが掲載されています。「絵本ナビ」は絵本を選ぶための参加型情報サイト、驚くほど充実した情報が集積されています。ビルの4階なのに庭つきという素敵なオフィスでお話しした内容を編集長の磯崎さんがまとめてくださいま…

しあげ、ってなんだろう?

長新太の新作が出るというのでありますよ。長さんといえばチョー有名な絵本作家で、三年前に亡くなってからも復刊物とか企画物とかずいぶんな数出てきたわけではありますが、純粋な新作となると、それはアナタ、そうそう出るものではありません。なんといっ…

お話会

昨日はジュンク堂でのお話会。最初はほとんど大人のお客さんばかりで驚いたが、話し始めるとだんだん子どもたちも集まってきてくれて、ちょうどいい感じの人数になった。「どのかいじゅうが好き?」とか「海行ったことある?」とか絵本に関わりのある会話を…

ずいぶん違う

気のいい人と、いい気な人。